インタビュー インタビュー

制作部

アニメーター
E.Kさん

「最初に入社してきたころの"好き"という気持ちは忘れてほしくないなと思います。」

professional passionate

Q.1 現在担当されているお仕事について教えてください

E.Kさん

いま関わっている作品は『もっと!まじめにふまじめ かいけつゾロリ』と『セスタス』、『フラ・フラダンス』です。主にこの三つの作品の作画を担当しています。

Q.2 仕事を進めていく上で、心掛けていることなどはありますか?

E.Kさん

自分のメイン業務はレイアウトでして、コンテンツごとにどのような画面を求められているのかを常に意識し「絵コンテ上で何を一番見せたいのか」を認識した上で、どう画面上へまとめていくのかを考えます。

伊藤部長

絵コンテの意図を読み取って配置していく、ということですね。

E.Kさん

レイアウトはアニメーションの画面ひとつひとつを「カット」という単位で表すのですが、そのカットの「設計図」をつくることがレイアウト作業になります。

伊藤部長

すべての原画作業の土台となるのがレイアウトですね。
それは長いキャリアがあって実力があるからこそできることで…E.Kさんは原画から作画監督まで経験豊富ですよね。

Q.3 今まで仕事をしてきた中で、一番印象に残っている出来事を教えてください。

E.Kさん

これはバンダイナムコピクチャーズに入る前ですが、最初にレイアウトを担当した「もーれつア太郎」(1990年のアニメーション作品。東映動画(現 東映アニメーション)制作)のとある回の演出が佐藤順一さんでした。
佐藤さんの絵コンテが良くできていて、それに近づけるように頑張ってレイアウトしたのですが、提出するレイアウトがほとんど戻されてしまいまして、全然追いつけずで…
初めてだったのでどの程度描けばいいのか分からなかったのですが、作業をしていくうちにどのぐらい描けばいいのか、どんな風にすればいいのか分かってきました。

伊藤部長

そうやって原稿がお戻しされている中で、最後はどうやって乗り切ったのでしょうか?

E.Kさん

そうですね、修正指示を読んでがむしゃらに描いてひたすら打ち返しましたね。
ギャグ作品だったのでなおさら分からないところが多かったのですが、たとえばオバケの使い方ですとか、敢えて全部描かず緩急をつけるなど、とても勉強になりました。

伊藤部長

E.Kさんの長いキャリアのなかで、ほかにも印象深いエピソードはありますか?

E.Kさん

そうですね、『新機動戦記ガンダムW』の頃はレイアウトからラフ原画までの作業を担当しており、戦闘シーンを多く担当していました。
ラフを描いたあと第二原画のスタッフへ渡さなければならないのですが、第二原画のスタッフは海外におり、毎日数名待っている状態だったので、とにかくそのスタッフへ渡すことを最優先に毎日頑張って描いていました。
数をこなすことによって、シーンの繋がりから全体を俯瞰できるようになったように思います。

Q.4 バンダイナムコピクチャーズの強みは何だと思いますか?

伊藤部長

2019年10月からE.Kさんが所属しているスタジオダブのメンバーがバンダイナムコピクチャーズの一員になっていただきました。
バンダイナムコピクチャーズのアニメーターとしてやりやすくなったことや助かっていることがあれば教えて下さい。

E.Kさん

バンダイナムコピクチャーズになってからは会社が大きくなった分、管理がしっかりして厳しくなったところもありますが、気分的には楽になったことが多いです。
いわきや東京や大阪など、各地にオフィスを持っているので制作の方にもスタジオに入っていただくことが増え、相談できるようになったので助かっています。

伊藤部長

E.Kさんはいわきスタジオの前身である作画スタジオに所属されていたのですが、そこが制作部と一緒になったことによって仕事の効率やクオリティーの向上など、クリエイターさんと「同じチーム」として話せるようになりましたよね。

E.Kさん

そうですね。

伊藤部長

E.Kさんにはバンダイナムコピクチャーズの社員であり、クリエイティブリーダーのひとりであり、制作者の専門的な視点も持っているという立場で、スタジオ運営や経営の責任の一端を担っていただいています。

Q.5 将来の夢、これからのことについて

E.Kさん

デジタル作画で使用しているソフトの開発はもう終了してしまっており、新しいソフトを使いこなせるように身につけていかなきゃな…というところですね。
夢じゃなくてやらなきゃいけないことですが(笑)

伊藤部長

アナログからデジタル、さらに新しいデジタル環境の習得と、時代に合わせた技術が求められますね。

Q.6 先輩としてどのような人に入社してもらいたいですか?

E.Kさん

アニメーターを志すとき、みなさん「好き」という気持ちから入ることが多いと思います。
そこから出発して仕事をしていく中で、だんだんその気持ちが薄れてしまって仕事をやめてしまう人も数多く見てきました。
最初に入社してきたころの「好き」という気持ちは忘れてほしくないなあと思います。

伊藤部長

「好き」な気持ちを持ち続けられる人というのはどういう人でしょうか?

E.Kさん

そうですね、この業界に入ってしまうといま放送されているアニメーションなども観れなくなってしまう人も多くいて、中には自分の担当した作品すら観ていない人もいます…
理由はいろいろにせよ、それは悲しいなあと思います。
作品を完成させた達成感や「上手くできたな」というポイントを放映や配信で見られると嬉しくなりますね。
私は自分の作った作品を観るのが好きです。

伊藤部長

これからもたくさんの方に「アニメが好き」と思ってもらえるような作品を作っていきたいですね!

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